仲氏を思いっきり

ぶん殴り、


あたしを抱え上げると

部屋を出て行く。




「あし・・・だ!!!?」


平山くんがビックリ
したように出てきた。


「もしかして、優也の奴に
やられたのかよ!!?」



「・・・・・」


あたしはただ泣くのを

抑えるのだけに必死だった。



「ごめん・・・

まさか優也が・・・・・

やるなんんて・・・・・」




わかってるよ。

平山くんも、まさか仲氏が
やるとは思わなかったよね。



それをするつもりで
協力したんじゃないでしょ。


ただ、あたしたちが
仲直りするために

協力しただけでしょ?



「マジで殺す」


溝口の声が真上から
聞こえた。



「なぁ溝口・・・・
優也のこと勘弁してっやて
くれよ・・・・」


平山くんが頭を下げる。