「入って。
・・・・俺の部屋だけど」
あたしがためらっていると
仲氏と平山くんに強引に
引っ張られた。
「彼氏に見つかり
たくないんだろ?」
仲氏が笑顔も見せずに
そう言った。
それがなんだか怖かった。
今になって思ったが、
男子4人がいる部屋に
入るのって、かなり危険だ。
でも、そう思ったのは
もう遅く、
とっくにドアは
閉まってしまった。
「あたし、今日、
チョコ作らなくちゃ
いけないから・・・・
5分程度で・・・」
「・・・・」
あたしの声も聞かずに、
仲氏はあたしを自分の部屋に
放り込む。
ガチャ・・・
鍵、かけたんだ・・・・
少し不安がでてきた。
やっぱり、彼氏でもない
男子の部屋で二人きりは、
まずいかな・・・

