「ただいまーー・・・」



そーっと、部屋のドアを
開ける。



「ぁ・・・・」



小さく声を漏らしたのは、
美喜ちゃんだった。



「・・・・・」


あたしは、凄い光景を
見てしまった。




「仲・・・・氏・・」



なんと、仲氏が美喜ちゃんと

キスをしていた。




「楊・・・・・」


仲氏は目を泳がした。



「・・・ごめん、
邪魔だったよね!!」



あたしは、引きつった
笑顔を見せて、

急いで、ドアを閉める。



「っちょ!!?
楊!!!!!!!」



仲氏があたしを追ってくる。




だけどあたしは、
寮の裏に急いで隠れた。