【中編】彼女の嘘

「遼と疾風くん、見つめ合ってるとこ悪いけどさ。後は、遼の部屋で話し合ってくれないか?」


「う、うん。」


吃驚した。


てか、彼方がいるのすっかり忘れてたし。


「遼、行こうか?」


「うん。」


「星井さん、ありがとうございました。」


疾風は、彼方にお礼を言った。