【中編】彼女の嘘

「あれ?遼?」


私は、ふいに名前を呼ばれた方を見た。


「やっぱ、遼じゃん。」


「もしかして、祐也?」


高校の同級生。


「おぉー。って....」


祐也は、私の隣にいる彼方を見た。


「疾風と別れたの。んで、新しい彼氏。」


「マジか....。意外だな。」


祐也は、心底驚いてるみたいだ。


「祐也は?」


「続いてるよ。」


祐也は、私と疾風と同じで高校の同級生とつきあってる。


私と疾風のようにお似合いと周りから言われていた。


「スゴいね。私と疾風は、ダメだったけど....」


「俺的には、おまえ等のが続くって思ってた。」