【中編】彼女の嘘

次の日、私はいつも通りに朝起きた。


彼方は、やっぱり疲れてるみたい。


デートするより、彼方に疲れをとってもらいたい。


私は、いつも通り家事をこなした。


「もう、昼じゃん。」


彼方が飛び起きてリビングにきた。


「彼方、おはよう。」


「遼、おはよう。じゃなくて....」



「お昼ごはん食べてから出かける?それとも、今から出かけて外でお昼食べる?」


彼方は、私の言うことに安心したみたい。


私が、彼方を起こさないから勘違いしたみたいだ。


「今からじゃ、飯混むよな。食っていこう。で、映画見に行こうか?」


「うん。そうだね。」


私の返事を聞いてから、彼方は出かける準備をはじめた。


私は、お昼ごはんをつくりはじめた。


出かける準備は、あらかたできてるしね。