【中編】彼女の嘘

私は、明日から仕事探し。


彼方は、どっちでもいいって言われた。


彼方が働くだけで十分やっていけるから。


けど、やっぱね。


すべてを彼方に頼るのは、気が引ける。


それに夢だってある。


彼方を選んだ時点であきらめたけど。


だから、そこまでこだわっていない。


とりあえずは、彼方に相談しながら模索するつもり。


下手に行動すると場所がばれる可能性がある。


それは、避けたい。


私には、無理だから。


なにもなかったように彼方を選んだってのは。


疾風がいたから、彼方を選んだ。


それは、確実なことだから。

いろいろ考えちゃう。


彼方には、ゆっくりでいいって言われてるから、じっくりしたい事を考えよう。