「なぁ・・・」



静かな尋問室でレイリードの声が響き渡った。




「何?」



レイリードの視線の向こうであさっての方向を見ながらイウ゛が次の言葉を待っている。




「その・・・さっき見てしまったんだけど、背中の刺青、あれは何なんだ?」



すると、イウ゛が面食らった顔してレイリードに視線を合わせてきた。


「あんたそんなことも知らないであたしの担当になってるの?」




知ってなきゃまずいことだったのか・・・



レイリードは焦りを見せた。



「何なんだよ」





イウ゛は再びレイリードから視線をそらして眠たい目をした。




「さぁね・・・・・」