my sweet home~行方不明の私~

だが、
しかしイヴの首に付けられた黒く重い首輪。


その首輪から伸びる長い鎖はレイリードの手に握られている。



首輪と鎖。




罪と一生を添い遂げると決めたその時から、
手錠、
鉄格子、
首輪、
鎖と付きまとう束縛。



逃れられない罪の証し。



「疲れたよ~
水をちょうだいよ~」


先ほど水を飲み損ねてばてる寸前のムンクの叫びのようなイヴ。




「うるさい!
グダグダ言う暇があったら動け!
俺だってお前のためにこんなつまらんことに付き合わされて疲れたし」


ムッとするイヴ。

そう言ったレイリードはどこにあったのか椅子とテーブルに落ち着き、
紅茶をすすりながら雑誌を見ていた。