my sweet home~行方不明の私~

イヴが囚人用のツナギを汗で湿らせて、ヘトヘトになりながら呟く。


「バカ監守~
疲れたぁ…」


荷物運びを手伝っていたトラックの運転手が
見るに見かねてイヴに水を渡そうとした。


「ねーちゃんご苦労だなぁ。まあ一杯飲めや」


「わーい!
ありがとおっちゃん。いただきます」
と、
イヴがコップを口を運んだその瞬間だった。

「やーすーむーなー!ボケナス」


レイリードのハリセンが容赦なくイヴにとんできた。


「えー!?」



「わ、わりぃな・・・んじゃ」


トラック運転手のおっちゃんはレイリードの迫力に気圧されし、
去って行った…


「そりゃないよー
おっちゃーん」



「いいから働け!」



イヴはさっさと仕事に戻った。