あたしも異父姉も、そんな生活に、嫌気がさしていた。 そんなおり、異父姉が、たまたま祖母から、今まで母親が隠していた、長男の存在を聞かされたのだ。 「S市に、お前達のお兄ちゃんがいるよ」 認知症になりかけていた祖母は、母親が、何故、兄の存在を隠していたのか忘れていた為、つい口にしてしまったらしい。 今の生活に、嫌気がさしていた異父姉は、すぐに母親に詰め寄った。 異父姉が、兄の存在を知ってる事に、母親は驚いていたが、異父姉の迫力に、口を開くしかなかった。