先輩の少し後を歩く。 蝉の声ってこんなに大きかったっけ。 いつもなら気にならない音が耳に大きく響く。 先輩の歩く靴の音。 私の鼓動も… …うわ―なんだか恥ずかしい… 前を向くことも、もちろん先輩のことを見ることもできずにただ足元ばかり見て歩いた。 急に先輩の足が止まった。