それを見ていたセツナはくすりとわらって


「かわいいね」


と言ってきて今度は耳まで真っ赤になってしまって恥ずかしかった。


セツナは優しそうだからこれからの生活、なんとかなるかなと思えた。


その後、それぞれの荷物を片付けていてふと疑問に思った。


部屋にベッドがない……


「どういうこと?まだ届いてないのかな」


茜は確かめにセツナの部屋に向かった


戸をノックし、中から返事があったのでセツナの部屋に入ってみたが、この部屋にもベッドはない。


やはりまだ届いていないのかと思い、セツナに確認してみた。


「セツナ、ベッドっていつ届くのかなぁ?」


そうするとセツナから意外なこたえがかえってきた。


「もう届いてるよ。寝室に置いてあるから見に行く?」


……寝室?部屋で寝るんじゃないの!


「えっセツナ寝室ってなに。一緒の部屋で寝るの!?」


焦りながら茜が聞いてみるとセツナは事も無げに


「そうだよ。一緒の部屋って言うか一緒にね」


少し含みのある言い方をされ謎に思いながらもセツナに寝室へ連れていかれ、さっきの言葉の意味を理解した。


そこには、ダブルベッドだけだった。