茜が目覚めると身動きがとれない。


よくよく見てみると昨日の寝るときのようにセツナにがっちり抱きしめられていた。


茜は自然と笑みがこぼれた。


セツナの腕からそーっと抜け出してセツナの顔を覗いた。


「よく眠ってる」


セツナは気持ち良さそうにぐっすりだ。


暫く眺めてから朝食を作るべく寝室を出ていった。


普通じゃない始まりだったけれど心は通じあった。


二人の物語はこれから始まっていく。


二人の幸せ造りは始まったばかり…