「弘樹っ・・・!頼む!!
     男子校に入ってくれ!!」


    そう・・・父に頼まれた。


    
    「は?なんで?共学がいいよ・・・」


    俺は答えた。


    「なぜだっ!!!!」


    父はつばを吐き散らしながら言った


    それは・・・


    「それはっ!」


    俺は父をまっすぐ見つめて・・・


    「ラブラブ高校生ライフを送りたいからさ!!(光)」


    俺はまっすぐ親指を天井に突き上げ言った。


  
    「やめろ!!その突き上げた親指に免じて
     男子校に行ってくれ~!!!」


    ハ?父さん・・・わけわかんねーよ・・・


    「理由あんの?」

     一応聞いてみてやった・・・



    「俺の経験からだ・・・
     俺はお前がかわいいんだよぉ~
     だから言ってるのに・・・」


    父はうつむいたまま顔を上げない・・・


    「父さん・・・うつ病か?」

    俺は本気で聞いた・・・


    「違う!!」

    父は バン! と机をたたいた


    「違うんだ・・・」

    俺は少しほっとした・・・

    「で?」

    俺は理由を聞いてやることにした・・・