「これって了のかなって取っておいたのなら、この中にあるわよ?」



母さんが持ってきた紙袋。



「でも、あなたこんなの持ってたかしらっ?て不思議だったんだけどね~」



なんていう母さんの言葉は、俺の耳には入ってこない。



だって俺の瞳の先には・・・