「ちょっと了?何やっているの?昨日の夜中からいきなりガタガタし始めたと思ったら、こんな時間まで?!」



朝方の暗い闇の中にポツンと俺の部屋だけの明かりが浮かび上がっていた。



そこに怖い顔した母さんが俺の後に立っていた。



「ちょっと了?」



俺が母さんへの返事にも無視してガサガサしているのを不審に思った彼女は、俺の頭をバシっと叩く。



「イって~っ!!・・・あれ、母さん。おはよ」



「今、気づいたの?!」



(本当にわかんなかった・・・いたんだ(笑))



「で?何してるの?」



俺の部屋の中がゴチャゴチャという事態に彼女の目がギラリと光る。



「いいから、母さんには関係ない事だからっ」



しつこく聞いてくる母さんの肩を押して部屋から出てもらおうとする。



「あっ待った!母さん、あのさ変な事聞くけど。



最近俺が、自分でしまってた物とか・・・あと母さんがこんな物あったっけ?ていうの無かった??」



それまで、背中や肩を押していた母さんに掴みかかる。