<季節>サンタクロースの願い事

「うん・・・大丈夫。ごめん、心配かけて」



彼女の隠れた表情を探りながら、返事をする。



(なんだろう・・・変にドキドキする。俺は、愛子さんの事が気になってたハズなのに)



「了くん、私。了くんと友達?になれて良かったな」



奈々子がそうポツリと漏らした。



その顔は、少し赤く染まっていた。



「あり・・・がと」



俺の言葉も小さくなっていく。



とりあえず、今日の愛子さんの様子を奈々子に伝える。



でも、俺の心の中には奈々子のこの表情が印象に残った。



(シュウジのあの涙も気になるし・・・俺、ほんと悩んでばっかだ(笑))



1人で自嘲気味に心の中で笑った。