僕の彼女は無関心

さっきとは違い抑揚のない声で反論した。


「ハ・ル・カくん」


田中さんがやたら明るい調子でハルカを呼んだ。


「……なっ…なに、田中ちゃん…」


ハルカも何かを感じとったようだ。


「今のアオイにはなに言っても崩れないよ。そろそろ黙ろうか♪」


「……はぁ~い」


今の状況からわかるとおり、「Call」の影の支配者は田中なのだ。


田中さんは怒らせてはいけない。


それはメンバーの中の暗黙のルールだ。


「はい、到着。行きますよ」


話している間に地下駐車場に到着していた。


「「「「はいっ」」」」


それからは、共演者に挨拶に行き、順番を待ち収録にのぞんだ。


収録後は共演者の女の子が食事に誘って来たけれど断った。


確か…名前は…REINAだったかな?


今大人気の歌手だ。


楽屋に戻った僕はというと……


「うぅ…しつこかったよ~REINAちゃん」


椅子に体操座りで座っていた。


「アオイは相変わらずだな」


アキラが同情を込めて頭を撫でた。


「うぇ~、アキラ……」


アオイもそれがわかったようで捨てられた仔犬のような目でアキラを見た。