それからのアタシ達は、今までのようにはいかず、すれ違ってもアイツと 目を合わせる事も…声をかける事も…できなくなった。 アタシ達が出会う前の、ただの先輩と後輩に戻ってしまった。 アタシは、 アイツへの想いを忘れるように、アイツの事、考えないように、自分の中で戦っていた。 そんな自分をまぎらわすかのように必死になって部活と勉強をした。