オレは、リンとずっと一緒だと思ってた。
それなのに
ゴメン…。リン…
アタシは大騎の話しをじっと聞き、止まらない涙を手で拭きながら、
「アタシ、大騎と別れたくない。大騎が好き。大騎の隣にずっとずっと一緒にいたい…
イヤ!別れるのは、イヤッ」
そう、叫んだ。
「ゴメン。オレが悪い。リンに辛い想いをさせられない…これ以上リンに…。。オレはリンの事だけしか考えられないって想ってた…。
それなのに…
そうじゃなかった自分がいて
オレは許せない…
リン以外の女を考えてる自分が…
リン…ゴメン…」
いつの間にか、大騎の瞳からも涙がこぼれていた。
「大騎と別れるなんて辛すぎるょ…
大騎とリンは本当に終わりなの?
もう、戻れないの?」
「…たいき…
ずっと一緒って言ってたじゃない。
リンを誰にも渡さないって
リンを離さないって言ってたじゃない。
たいき…
たいき…
いつものように、オレの彼女はリンって言って。。お願い…
たいき…
おねがい… 」
「本当に
ゴメンな…リン…」
大騎の最後の言葉だった。
「分かった…」
アタシは大騎の部屋を飛び出した。
