大騎の言葉に驚いて、
「付き合ってる訳ないじゃん。アタシには大騎だけだょ。大騎しか好きじゃないもん!!」
少し大きな声で答えたアタシに驚いて、
「違うのか??剛とリンが付き合ってるって話しは、本当に違うのか??」
「当たり前じゃん。どうしてアタシが剛先輩と付き合うの?アタシは大騎と付き合ってるんだょ。」
大騎はホットした顔で、その場に座り込んだ。 アタシは大騎の隣に座り、
「誰がそんな事言ってたの?」
大騎の顔を見つめて話した。
「浩二。浩二から聞いた。剛とリンが付き合ってるって。」
「あ~…。それは、5組のリンじゃない?アタシと同じ名前の子、5組にいるじゃない。その子が付き合ってるって話しは聞いたょ。」
