式、終了後は卒業生との最後の別れをする為に、近くの神社で学ランのボタンを貰えたりする風習があって、
アタシも、アイツのボタン欲しいな…
って想いながら神社に向かった。
アタシが神社に着いた時にはアイツの前にすでに、女の子が立っていて、泣きながら戻って行く姿が見えた。
アイツの制服のボタンは一つも減ってなかった…。
アタシ、心の中で少しだけ安心した。
『アイツのボタン、欲しい…』
なぁんて心の中でつぶやいて、
『アタシじゃない。もう、忘れないと…』
自分に言い聞かせてる時、
突然、
アイツは、 アタシの前に現れた。
