女王様御用達。


『白銀ちゃんは想像以上に体内の銀が抜けちゃったようだね~』

『……っ!』

『神に逆らうなんて、きまじめな君からしたらあり得ないことだよ~』

『……申し訳ありません……』



やはり、この白銀の騎士は、白銀の騎士とユリハが混在している存在らしい。

『しかたないな』

彼は大きくため息をついた。



『どっちみち君を一度細かくして、また銀と融合をし直さなきゃいけないらしい』


白銀の騎士の顔が歪んだ。


細かく、融合、作り直し。

その言葉は本来人間が使われるような言葉じゃない。


強いて言えば、キメラの生成方法で出てくるぐらいか。


くそ、起きろ!!


てめえの女が変態にバラバラにされるぞ。


起きろよ、シュシ!!


銀色の壁が、大きく波打つ。


『…もたない』


彼女は小さく呟き、目覚めぬシュシを見つめる。




『お兄ちゃん、ごめん』






次の瞬間、壁の銀色が飛び散った。


宙に浮いた白銀の騎士の体が床に転落する。


アタシ達と神の間に何の壁もなくなり、そして、神の銀色の光がアタシ達を包み込んだ。


神がにっと笑った顔が見えた気がした。