女王様御用達。

不明な部分が多く、捜査しようにも捜査員が神隠しに遭ってしまい、深く追求できないと聞く。

また、戦争兵器を買っている国が金を持っていて、各国に圧力をかけているとか。


ルールが悔しそうに介入を許さなかったのを思い出す。



それが、このふにゃふにゃ自称神。


「コイツは神の使者という偶像をユリハで作り上げ、騎士が王を決めることにより『神』の存在を強く植え付けてきました。数百年に渡って。その幕を利用し今も非道を繰り返しています」

『あらあら、君も物語にしてくれたじゃない~?君の物語の1つを読んで、この神ちゃんの所に来た迷える子羊もいるんだよ』

「そう、俺もコイツの手の中で暗に操られていたんです。俺がユリハの手がかりを集めるためにばらまいた物語は、不本意にも『神』の存在を助長していました」

『君の広告には感謝してるよ』


シュシは舌打ちする。



「白銀の騎士も『トキノタミ』の広告塔なんです。気に入らない王の処分を兼ねた正義と死の騎士。彼女はその思考能力を制限された操り人形にすぎません」


『貴様、神と我を愚弄するな!!』


おとなしくしていた白銀の騎士は声を荒げる。


『だって、さ~。彼女は、この神ちゃんを愛してるから君に出番はなくてよ~』


「貴様を叩いて、その盲目を覚まさせるから心配するな!!」


シュシは大剣を持ち、駆け出す。


『怖い子だね~』

勢いよく振り下げた剣を、褐色の手で軽く受け止める。

『やだ、怖い顔~』

もう片方の手をシュシに向かい伸ばす。

その手から魔法陣が現れる。

次の瞬間、目の前が真っ白になった。