女王様御用達。


2つ重なった魔法陣の中から押し出されるように白銀のローブが現れる。

ローブの下は褐色の肌の男。

僅かに見えた髪は真っ白だ。



宙に浮いた状態からゆっくりと氷の床に降りる。




『また捕まっちゃったの。白銀』



20代前半な高い男の声。

身長は170前後か。

体系的には細そうだ。


『神様…申し訳ありません』


白銀の騎士は、氷の床の上で正座し、頭を垂れる。



『いいよー、いいよー。うん。君の追っかけ悪魔さん、しつこいの知ってるからさ~』



ローブの上から、自分の頭を掻く。


『また君なのね~』

「久しぶりだな、自称神」


シュシは睨み付ける。


『なんか痛々しい人みたいにそんな呼び方するのやめて欲しいなぁ』

ローブの下から褐色の指でアタシたちの方を指さす。


『今日はギャラリーがやたら多いから、誤解をうむような表現やめてよ~』

口調がむかつく。


「親を失った少女をたぶらかし、拉致したあげく、自分好みに洗脳、調教、改造を施して監禁して自分を『神様』と呼ばせている男は十分痛々しいを通り越して変態だと思うが?」

変態だ。

『なんでさ~、なんでそんな誤解を生むような表現するんだよ』


自称神は慌ててアタシたちに手を振る。



『違う、違いますって!!そんな冷たい目で神ちゃんを見ないでっ!!』





……なんだコイツは。