女王様御用達。

「せめて、俺、死ぬ前に一度くらいリアルな彼女が欲しかった」


槍にささった騎士を、さらに近づこうとする騎士の体にぶつける。



あれ?



「……お前、彼女いなかったのか?」


「脳内彼女のみです」


……。


「お前、あのエロ本、どうやって書いたんだ?」

「すべて想像ですけど」


……。


想像だけで、あんなきわどい表現を。

新たなジャンルの風俗増やして、あのエロ本の模倣が増えたというのに。

確かに逮捕された奴が少年過ぎたと思ったんだよ。

まさか、まだガキだとは。




怯えるハチに、アタシはため息をつく。


「見事生き延びたら、大人の世界教えてあげるから生きなさい」


「えっ!!」


ハチの目に希望の光が灯る。

この調子だ。


「なお、ミアも生きていれば、3Pしてやる」

「マジでっ!!」


盛り上がるハチに、残念な表情で振り返るシュシ。


「……あの、ミアさんに許可とっていないのに安易な約束をしていいんですか?」

「ああ見えて、ミアも結構やる子だから」

「……」

「多分、王子はすでにミアとやってるだろうし」

「まじでっ!?」


「実際アタシとミアで結構、初体験している奴は多いわ」


「おおっ!!」



テンション上がるハチとどこかテンション下がるシュシ。


「そ、そんなにやって……病気とか大丈夫なんですか?」

「あはは。アタシたち十分病気、病気。そんでみんな病気にさせちゃってる」


ぴくっと眉をひそめるシュシ。


「生き残ったらシュシもどうだ?」

えっと嫌そうな顔で強ばるハチ。


「……謹んで遠慮させていただきます……」



顔を合わさず、彼は黙々と敵をなぎ倒す。