女王様御用達。

アタシは元の体制に戻る前に自分の爪で自分をひっかく。

幻影なんかじゃない。

現実だ。


「うわぁ!!」

兵士達が応戦しているが、そちらはまるで攻撃に歯が立っていない。

完璧な防御力はやはり健在で、その数で確実に兵士を減らしている。

ただの物理攻撃はやはり効かないか。



「ミア、兵士を撤収させろ!!ただ殺されるだけだ!!」


「兵士、プラン0、撤退!!」


ミアの指示で、兵士達は戦うのをやめ、出口を目指す。

そのミアの周りにも白銀の騎士は三体じりじりと近づいていた。


ミアは王子とぴったり寄り添い、全くダメージにならないが白い槍を振るう。



「うわあああ」



ハチの前にも白銀の騎士が大剣を振り上げている。


あのバカ。



「ハチ、上手く避けろ!!」



アタシはハチと白銀の騎士の方向に槍を向け、呪文を口にする。

そのアタシの背中を大剣が斬りつけ、アタシはそれを避けながら応戦する。

数がバカ多すぎる。


…魔法を使う隙がない。