女王様御用達。


それからアタシが少し寝てからしたことは、毒抜き。

もとい、解呪。


ミアに頼んでバイト魔術師を病院に連れてきてもらった。

それから少し手ほどきをし、アタシに術をかけさせる。


「ほれ、ここスペルが間違ってる」


アタシは短い槍を出し、それを刺し棒にして床にかかれた魔法陣や学生をツンツンつつき、泣かしながら指導した。


「す、すみません」

「そっちは術の読み方が間違ってる」

「え?あ、本当だ」

「しかも発音が雑、こう」


アタシが先に魔術書を読み、バイト君達に復唱させる。

このバイト君たち、この国の魔法学校の学生らしいが……本当にど素人だ。


ハチがくすくす笑いながらリンゴを食べていた。


「ニアさん、先生みたいっすね」



「お前は物語を書く!!」


ハチはびくっとびくつき、持ってきたノートを開く。

その光景を、ハチと同じくらいの年で優秀そうなバイトたちが楽しそうに笑っていた。


このバイト達をしばらく病室に通わせ、魔術基礎を教えつつ自分の解呪をすすめていった。


血が止まらなくしたガキの呪いは、体の関節や筋肉の動きをだいぶ奪っていた。



しかし、彼らの活躍もあり一週間するうちにそれらもだいぶ解けてきた。