女王様御用達。

そんな事はさすがに口が裂けても言えない。


また、姉としてひいき目で見てしまう、そんなところがアタシもあるだろう。


子供一番主義の親を親ばかというなら、アタシは姉バカか?


「……国王に一番近いから、首狙われちゃうってことですよね?」

ハチは挙手して発言をする。



「それなら、王様やめちゃえばいいんじゃないんですか?向いてないなら仕方ないし」


のほほんとそんな提案する空っぽな頭がうらやましい。


この男はただのバカだな。



「王様やーめたって出来ればいいんだけどね。そう言うわけにはいかないんだよ」

「どうしてですか?」

「一国の国の長が逃げ出せば、国民は落胆しちゃうでしょ?」

「そのままミアさんが王様になっちゃえば」

「相手が神の使いとはいえ、言いなりになってただ逃げ出すという姿勢は国の対応としてよろしくないから。国の恥になっちゃうよ」

ハチは理解力がないらしく首をふる。


「命には代えられません」


「いや、国は命に代えても守るべきものだ。たかが評判でも、それが国交や物価に響くこともある」


そこまで言って、王子は笑顔をみせた。