女王様御用達。

完全に上にのしかかり、完全に手足の動きを制覇したところでコップを口に持って行く。

「ほおれ、ほろれ」

「ぎゃーーーーー」


その時、部屋のドアが開いた。

目だけ動かしそちらを睨むと、そこにはきょとんとしたミアがいた。

「ち、違う。ミアさん違います」


完全なるアタシの寝る為の布団となっていたハチは何か否定を始めた。

「?」

「ああ、大丈夫ですよ。お姉ちゃん、お酒飲むといつもこんな調子だから」

青いドレスを着たミアがアタシを引っ張り起こす。


「お姉ちゃん、ハチさんが重いって」

「コイツ、この国で出来たお酒飲まないんだけど」

「未成年ですってば」


「それは、ハチさんが正論だよ。お姉ちゃん。うちの国で未成年にお酒勧めたらその人も同じ刑期を償わないといけないし」


ちょっぴり酔いが覚めた気がした。


「ミアさん、セクシーですね」


「あら、ありがとう」



しかし、この男。

なんでアタシとミアでこんなにも態度変えてくるんだ?

アタシとミアの差にすこしむっとする。

顔は似ているっていわれるし、胸はこっちがでかいのに。


アタシは向かいに座るミアを睨みながら、ズズズズとグラスの酒をすすった。