『女王の試験を受け現時点で生きている人間すべてを、私の家来として欲しい』
女王の座を射止めたルールが願ったのはそれだった。
そのため、アタシやミアは死なずにすんだが、その願いを容易に受け入れるほど王は甘くなかった。
『この人間どもを生かしてしまったら、お前よりも美しい娘が他に現れる可能性が高くなる。しかし、それがお前の願いならば命は救わなければならない』
と王は考え。
『では、こうしよう。命を救う代わりに、子供を産めないようにすればいい』
とあまりに軽い一言で、私たちはみんな子宮を抜くことになった。
女王選抜を勝ち上がり、生に人一倍執着を持ったアタシたちは誰も拒否はできなかった。
だが、その手術前にオーノンとここの国の友好条約を結ぶことになり、オーノンの王に貢ぎ物をすることになった。
女王になって間もなく、またアタシや他の対戦者から受けた傷の治療中だったルールが何も出来ない時に、王は勝手に決めてしまった。
貢ぎ物の1つに、ミアをと。
……それは、王の妾役として差し出されることは明かだった。
妾と罵られるいう立場を一番恨んでいたミアが妾になる。
こんなにも無力で腹立たしい事は無かった。

