彼女は封筒の中の手紙を抜き、軽く目を通す。
「何?結婚したとか?病気なったとか?」
「お前は本当に連絡を取ってないんだな」
ルールは目を閉じる。
「……白銀の鎧来た女の子が来て、自分に王冠を渡そうとした、だそうだ」
それは、昔2人で読んだおとぎに似ていた。
そしてその冠を得た人間は、その国の王になる運命にある。
そして冠を得て成り上がった王がいる国は栄える。
「は?」
何故急にメルヘン?
「あんたら、そんな夢のある文通をしているわけ?」
確かに、ミアは、夢見がち娘で女王になりたがっていたけれど。
「まさか。ミアはお前と違い、しっかりしている」
ちょっとこの人の言い方はかちんと来るが、昔からだ。

