魔法知識が全くない彼が、そんな事が出来るなんて思えない。
いや、そんな暗号なんて考える余裕なんて一切無かった。
「例の官能小説には彼女がいっぱい出てきてな。その周辺の解析をかけると、新種の魔法が出るわ出るわ」
「どんな魔法なんですか?」
「次元を超える魔法やら、死者を生き返らせるものやら、小さな国ねたやしにするものや危険度の高い禁忌ばっかりだ」
……使用に女王許可がいるレベルだ。
「中には永久に生まれるエネルギーを作るとか有益のもあったがな。実用化にはまだ分
析がかかる」
つまり、あいつが書いているのは物語というより、魔法書になっているということか?
信じがたい。
「ポチがそれを?」
「そんな本、出回ったら危険だろ?何故か難易度の高い暗号になっているが、魔法作成師や博士レベルの人間なら解けないこともない」
だが、それを公に本の回収はできない。
全世界がパニックになる。
「……だから、彼を伝説のエロ作家に仕立て上げた、というわけですか?」
「エロ作家なのは元からだがな。利用はさせてもらったな」

