女王様御用達。

「……たしかにその通りです」



僕は剣を持つ手に力を入れる。


「しかし、今の状況もそう変わらない。むしろ、バケモノに仕立てて罪もない男性と女性に手をかけ、勇者がどっちだと今度は兄弟げんかをし始める。十分笑えますね」


僕は鼻で笑う。



「まさかの『バケモノ文化』を無くしたい、その主張を『国の汚点だから殺せばいい』なんて画期的解決方法なんかしてちゃ、国交なんて向こうから拒否られますよ」




僕は地面に剣先をバシンと叩きつける。




「王位を舐めるな。ド悪党!!」



「黙れ!!ボクは間違ってない!!バケモノを倒した僕が勇者だ!!」



僕に向けようとした銃を、ポチが叩き落とす。




「ナイス、エロガッパ!!」

「馬鹿!!俺は、エロ作家だ!!」



ポチはひらりと、ウリム王子の手から逃れる。


最悪の悪人に、僕は間合いを詰める。



彼は腰の豪華な剣で、僕の剣先をかわす。




「勇者は剣くらいつかえるものだよ!!おちびちゃん」


「お前を国の悪の代表として、世界に引きずり出す!!」



僕はこちらに斬りかかる剣を弾く。





「……十分に有名にしてやるから覚悟しろ!!」