スノースマイル

「おとうさ~ん!鍵は~?」
「あっ、うん。ほらよ。」

---君と出逢えて本当に良かった。---
---あれから、もう20年。---
---同じ季節が巡ってる。---
---あの頃を忘れずに、僕は今も歩く。---
---君の居ない道を。---

僕は右ポケットから新居の鍵を空高く放り投げた。
捨てられない想い出のキーホルダーと一緒に・・・・。