僕は暗闇をゆっくり、ゆっくりと歩き出した。
目的は・・・・。

普段の僕とは違う感じがした。
何をしても 感覚がなく、痛みすら 悲しみすら感じない。
僕は目指す目的の場所がある。



僕は君の事を愛し過ぎて、狂っていたのかもしれない。

でも、君がいけないんだよ。

僕の事を愛しているのに、僕に冷たい態度を取るんだから。

僕が優しいからね・・・ 君に何を言われても許せるけど。

気持ちに嘘を付くような事は言って欲しくないな。




だから、僕はあそこを目指す。

大事な約束を守る為に・・・・・・・・

やっと、あそこに着いた。
そう、君の家だ。

話がしたくて 君が帰って来るのを待った。
君は仕事が意外に早く上がったようで 少し酔ったようで、
ふらつきながら帰って来た。
僕は君に会えた事が嬉しくて一瞬だけさっきの言葉は嘘だったんだと思った。
でも、現実はそうではなく、君は僕の顔を見るなり 青ざめ 怯えた顔をした。
僕はその怯えた顔を見た瞬間、さっきの電話の内容が嘘では無いことを確信した。
君の口を手で塞ぎ、力任せに部屋に押し込む。

怯え、大粒の泪を流す君に僕は・・・・・・・



ポケットに入れていたナイフを翳し、君に一気に刺した。
一度刺したらなんとも言えない快感が増え、何度も何度も君を刺した。
肉を抉る感覚が堪らない・・・・

そして、苦痛に表情を歪ませたまま 君は息途絶えた。
横たわる君の服を脱がせ、君を愛す。
そして 君が冷たくなっていく温度を感じながら、君の中に入って絶頂を味わった。
今 ここで僕の全てを君に捧げようと思う。

これからもずっと一緒だよ・・・。

愛しているから 絶対に離れない。
愛しているから 絶対に許さない。
愛しているから 絶対に渡さない。
愛しているから・・・・。