『メニューお決まりでしょうか?』

喫茶店の店員さんが声をかけてきた。


『私はコーヒー。愛は?』


『ん~‥メロンクリームソーダ。アイス付きで』


『かしこまりました。』

店員さんはメニューを持ってカウンターに戻った。


『愛~相変わらずアイス好きだね。』


『えへへ(笑)』

私は水を一口飲んだ。


『それより、愛の彼氏って誰なの?私の知ってる人??』

桃花はいきなり本題に入った。早く話しなさい!!そんな目で見てきた。


『中学の時の同級生。桃花と最後に逢ったのってゴールデンウィークだっけ?あの後に再会したんだ。』


『どうやって?相手から連絡が来たとか?』


『ううん。確かに連絡先は知ってたけど、中学を卒業してからは連絡は取ってなかったよ。仕事の関係で新入社員だけが集まる会議があってね。その時に偶然、彼もいたの。』


『それで?』


『私たちの繋がりって、彼の所属するバンドのミニライブを私が見に行ったからなんだ。それで、久しぶりにやるから見に来るよな?って言われて見に行ったんだ。』


『それで愛から告白したわけか。』


『ううん‥私から告白したんじゃないの?』


『へっ?じゃあ、向こうから?』

私は頷いた。