『久しぶり、愛。元気だった?仕事どう?順調??』


『久しぶりだね、桃花。とりあえず何か注文しようよ(笑)』




私達は、大学を卒業して以来の再会をしている。


現在は‥

桃花は見事県庁の職員になり、大学時代から付き合っている彼氏と今も交際は順調みたいだ。
仕事とプライベートをきっちり分け、文武両道の毎日を送っている。


私も、人生の全てを賭けた病院に内定を貰い、4月から勤めている。

就職活動で、この病院の面接のとき試験管に「どうしてこの病院を選んだのですか??」と言う質問に対して私は‥

「運命を感じたからです。」と答えた。


入社してから、当時の試験管にこの返答に運命を感じだ!!と笑いながら言われた。



今は、事務の仕事をしているがいずれは介護職員として利用者と接したいと思い始めている。まだ誰にも言っていないけど。

恋愛の方は‥‥





『で、仕事は順調なの??』

桃花が聞いてきた。



『うん!!順調だよ。まだ分からないことがいっぱいあるけど、大学の時に資格とったお陰でパソコンに関しては、同期の中では一歩リードってやつかな。』



大学3年の時、この病院に決めたときから資格取得に専念していた。

どの職場でも通用するようにパソコン検定と、現場で活躍できるようにホームヘルパーの資格や、先生に頼んで心理学についての勉強もしていた。






『そういう桃花は、職場でシカトとかされてない?』


『え??なんでシカトされるの?』

私を見つめてくる。



『だって~桃花キレイだもん☆』


『ばーか(笑)』



やっぱり桃花はキレイだ。
社会人になって、さらに大人っぽくなったように思う。