『ご馳走様でした。』


『ご馳走様でした。片付け、私がやるよ?』


『いいわよ。お母さんが後はやっておくから。
それよりあなた達、明日仕事でしょう?今日は、疲れてるんだから早く体休ませなさい』


『でも‥』

戸惑ってる聡の背中を押しながら玄関に向かい外に出た。


『よかったのかな?愛のお母さんに片付け任せちゃって‥』


『大丈夫だよ。後で私も手伝うし‥たぶん、2人きりになれる時間を作ってくれたんだよ。最近逢ってないって、お母さんに言ってたから‥』


『そうだな。俺達あんまり逢えないもんな‥』

私は、聡の着ていた服のポケットに手を入れた。


『早く一緒に住みたいな‥』


『もう少しの辛抱だ。ちゃんと承諾してもらってからにしような』


『うん‥。ね、次逢えるのって‥やっぱり来月の22日?』


『そうだな‥』

これでしばらく逢えなくなるんだって思うと、なかなか離れられなかった。
そんな私の態度に気づいてか


『そうだ!!愛への罰ゲーム、今やってもらおうかな(笑)』


『罰‥ゲーム?』

私はすっかり忘れていた。


『バスケ勝負して俺に負けただろ?』

あ~!!そこまで言われて思い出した。



『何すればいいの?』