「ビビデバビデブゥぞな。」
私は腹式呼吸をしながら声を発した。
しかし、何も起こらなかった。
「やばい、やばいぞな。」
思わず口に出してしまうほどやばい。
「こういうときは、甘いお菓子を食べないとってそんなことしている場合ではないぞな。」
なぜなら、明日、第三魔法学校で追試テストがある。
これに合格しないと進級できない。
そう、実は私、メルヘンは第三魔法学校一年の魔法使い見習いである。
「ヘルプミーぞな。」
私、メルヘンは困り果てていた時、どこからともなく声が聞こえた。
「お困りですかな、お嬢さん。」
「だ、誰ですぞな。」
私、メルヘンは回りを見回したが姿が見えない。
「目を閉じて心の目で見なさい。さすれば見えることができましょう。Girl。」
私、メルヘンは英語の部分が気になったが、とりあえず目を閉じた。
「何が見えます。少女よ。」
「何も見えないぞな。」
本当に何も見えなかった。だって、目を閉じているから。
「もっと集中するんです。お嬢。」
私、メルヘンはいちいち、呼び方を変えている。謎の声の主に少し腹がたっていた。
とりあえず、私は目を閉じて集中した。
すると、どうだろうか、あろうことにクリの姿をした生物が見えた。
「あなたですぞな。私に呼びかけていたのは。」
私、メルヘンは、質問をした。
「いかにも、私です。Baby.」
「・・・・・・あの私の名前はメルヘンぞな。あなたは誰なのぞな?」
「僕か、僕の名前はくりくりざえもん。なーに君の守護神さ。カルメン。」
「メルヘンですぞな。守護神のくせに名前を間違わないでほしいぞな。」
私、メルヘンは少しムッとなった。
「タルメン、実はね。」
「メルヘンぞな。」
「おほん、メルヘン君は今非常に困っているね。」
私、メルヘンはさずが守護神だと感心した。
「じ、実は・・・」
「おっと、言わなくてもわかるよ。僕は君の守護神だからね。」
そういうと、守護神は私にレシピを見せてくれた。
「これはなんぞな。」
ノシ。」