「おまたせ!いこっか!」


『うん!』


初めてのことに胸が躍っていた。


今は私だけの翔だから。


いつものように話の途中で誰かに呼ばれることも、


店にいても話せないことだってある、でも今は私の話だけをきいてくれる翔。


いつもと違う真面目な顔で話をする翔。


楽しい時間はあっという間にすぎた。