電界妖怪 〜マカフシギ〜 ①

「伝説の…マカフシギ?って何だ?」
健輔が言った。
「なんだよ知らないのか?」
忠が偉そうに言った。
「そういいながら実は知らなかったりして。」
武志が言った。
「マカフシギ。………これだ。」
忠はあっさりと検索を行い、そして、終わった。
「これだよ。」
忠はウインドウを持ちみんなに見せた。
『マカフシギ』
影で出来た妖怪。口は大きく、しっぽが長く生えている。形はワニとカバを合体させた感じだ。
「これが…マカフシギ?」
健輔がちょっと驚いた感じで言った。
「でもさ、一体コイツのどこが伝説なんだ?どう見たって影で出来たただの妖怪だろ。それなのに…、」
武志が言った。
「違うんだよ。実はこのマカフシギ。人を食うんだ。」
「!!。」
健輔、武志、宏泰が忠が言った事に引く。
「人を……食う?」
宏泰が恐る恐る言った。