電界妖怪 〜マカフシギ〜 ①

3人は、その夕日を見つめていた。
※ アアイウモノもレアな物体ですが、詳しい説明は第13話≪夏祭りとユーレ≫で登場なのでそちらで。ちなみに、アレは、何かをさすあれと区別するためにカタカナ表記にしています。ご了承ください。




「愛海になんか悪いことしちゃったな…。後で、お返しにエルパ[妖怪天使]っていう妖怪でもプレゼントするか。」
忠が言った。
「もしかしてお前、バンパイルを持っているのか?」
男性の声が聞こえた。
「誰だ!?」
忠は言った。曲がり角にある壁から姿を現した。
「どうして、バンパイルって知ってるんだ?もしかして、スパイか?」
「オレ様が、知ってるとおかしいか?」
すると、男性は、ポケットから銃(分類:ワルサー)を取りだす。
「お…おい、どうして銃なんか持ってるんだ?」
「変だろう。この町には銃なんて存在しないんだからな」
男性は、忠に銃を向ける。