電界妖怪 〜マカフシギ〜 ①

「物騒って言うな。これはわしも期待していたソフトじゃぞ。」
と、フジミおばあちゃんが言った。でも、咲恵子さんはあきれた表情だった。何だろう?
もしかして、何回か似たような事があったのだろうか?と、私は思った。
でも、失礼かと思って、あえて、フジミおばあちゃんに言わなかった。
「で、そのソフトをつかってリトルロボを追跡しようと考えたのね」
咲恵子さんが言った。
「でもさ、私思うんですけど、そのリトルロボが県内とは限らないかもしれないですよね。そうなった場合って…?」
と、私は不安そうに言った。だって、不安だったから。もしも、県外とか海外とか離れなければならない時、どうしようかと思った。だって、明日だって学校があるし、別にこんな理由は欠席扱いにはならないって法律で決められているみたいだし。
「大丈夫。その可能性は低い。なぜなら、リトルロボは金属。