「エメラルドじゃ」
フジミおばあちゃんが言った。
「エメラルド?」
「ねえ、エメラルドって宝石の?」
私は言った。すると、
「ううん。そっちじゃなくて、お金のエメラルド。日本円にすると1億の価値があったとされる金貨なんだって。いまじゃあもう数百万じゃない?」
やっぱり、時代の流れのせいなのかな?
私は思った。でも、エメラルドってそんなに大きいのかな?
「フジミおばちゃん。あの、そのエメラルドって大きいんですか?」
私はフジミおばあちゃんに聞いた。
「いやいや、金貨だからそれほど大きくはないが、お札ぐらいかのう。金貨でも四角いから」
「で、どうしてその金貨を?」
と、智美ちゃんがフジミおばあちゃんに聞いた。
「実は、リトルロボに盗まれての。そのまま持っていかれたんじゃ」
「リトルロボ?」
と、私は言った。
「聞いた事ないよ、そんな名前」
と、智美ちゃんが言った。
フジミおばあちゃんが言った。
「エメラルド?」
「ねえ、エメラルドって宝石の?」
私は言った。すると、
「ううん。そっちじゃなくて、お金のエメラルド。日本円にすると1億の価値があったとされる金貨なんだって。いまじゃあもう数百万じゃない?」
やっぱり、時代の流れのせいなのかな?
私は思った。でも、エメラルドってそんなに大きいのかな?
「フジミおばちゃん。あの、そのエメラルドって大きいんですか?」
私はフジミおばあちゃんに聞いた。
「いやいや、金貨だからそれほど大きくはないが、お札ぐらいかのう。金貨でも四角いから」
「で、どうしてその金貨を?」
と、智美ちゃんがフジミおばあちゃんに聞いた。
「実は、リトルロボに盗まれての。そのまま持っていかれたんじゃ」
「リトルロボ?」
と、私は言った。
「聞いた事ないよ、そんな名前」
と、智美ちゃんが言った。


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