電界妖怪 〜ﾏｶﾌｼｷﾞ〜 ①

「智美ちゃん…大丈夫だよ、きっと。私もたくさん友達が作りたいけれど、私、勇気ないし」
「勇気なかったら、私とも話せないと思うけど？」
「あ、確かにそうだ。私気付かなかった！」
なんか、こうして話していると、私の不安は少しだけ和らいだ気になっていた。でも、私の気持ちをすんなりと話せたのも智美ちゃんがいたからなのかもしれない。



私は家に帰った後、久しぶりにマンガ道具を出してみた。私は、よく一人でいる事が多かった。それで、絵を描いていたらそのうち絵を描く事が好きなり、最終的に漫画家という夢にたどり着いたのだ。久しぶりに書いてみた。やっぱり私は可愛いキャラクターを作るのが好き。デンタも見てみたいようだ。私はデンタを抱いて、机の上に座らせた。デンタも、見た事がないものを見て興味しんしん。
「美希ちゃん、何書いてるの？」と、デンタが私に聞いてきた。