電界妖怪 〜マカフシギ〜 ①

すると、今度は。複数のポインタ(場所)を指定し、エンターキーを押す。すると、健輔君の他に、宏康君、誠君、武志君と4人に黒い雲が頭上に現れ、無数の雷を撃ち落とした。
私は、不安になり、小声で「大丈夫?死なない?」と聞くと、
「大丈夫。死ぬようなものだったら人殺しで犯罪になるから」
と智美ちゃんは答える。
「でも、4人っていうのはやり過ぎなんじゃない?」
「いいの。授業中に仕掛ける方が間違ってる」
「……智美ちゃんも人の事言えない立場だよ」
「…あれ?」
すると、先生は、
「この問題、坂村さん答えてもらえる?」
と聞かれたので、私はすぐに立ち上がり「はい!」と返事をして、黒板の前に。すると、愛子先生がチョークを渡してくれるのかと思えば、渡さず、
「…あ、そのチョークペンで書いてくれる?」
すると、愛子先生は小さな声で、耳元で、