電界妖怪 〜マカフシギ〜 ①

すると、健輔君はあるウィンドウからカチャカチャとキーボードを打ち、入力を完了した後、エンターキーを押す。
すると、私の机の上に小さな箱が出現した。私は何にも気にせず黒板を見た。すると、次の瞬間。無数のムカデやミミズが私の体を動き回り始めたのだ。
とっさに悲鳴を上げたかたけれど、授業中ということもあって、出しずらく、なぜか自然と我慢してしまった。ただ、ふと考えると、そう言えば電界だから感触は感じない。そう思うと、怖くなくなってきた。
ところが、そのつかの間。今度は何故か感触は感じないはずの電界にヌルヌルと蛇が。まあ、毒蛇ではない事を信じながら…。
すると、智美ちゃんは犯人が分かったらしく。健輔君の方を見る。すると、健輔君はニヤーとほほ笑む。
そしたら、智美ちゃんも「反撃ね。」と言って、すぐさまウィンドウを起動し、健輔君よりも速いスピードでキーボードを打っていく。