電界妖怪 〜マカフシギ〜 ①

でも、亡くなってしまうと、なんで後悔という感情があふれてくるんだろう。私はそんな事を考えてしまった。デンタを一人残し、私は学校へ行くための支度を終える。

学校への登校中。私は通学路を歩いていた。私がいつも歩く通学路は、杉並木が並んでいる。そして、夏にかけて、きっときれいな緑色の葉っぱをつけるのだろう。そんな自然を感じながら、交差点についた。そう言えば、学校の近くに商店街が見えるというのは都会だからなのだろうか?私がまだ、梅林町にいたときは、とても森の奥にあった学校に行っていた。そう言えば、自由研究も、自然からいろんなアイディアをもらったっけ。でも、数十人同じ課題でかぶってしまった事が何度もあった。
――。信号が青だ。私は横断歩道を歩き、学校へと目指す。周りにも、カバンをかついだ人たちだたくさんいた。